トロンプルイユ

主にポケダン関係について。

翔んで埼玉の考察のようなもの

はじめに

 翔んで埼玉の続編が公開されると知って以降、るびん(以下筆者)は日々X(旧ツイッター)で翔んで埼玉で検索をかけては他人の反応を見て楽しんでいた。翔んで埼玉2の公開が来月に迫り、そろそろ試写会などで事前に鑑賞できる機会が増えつつある。ネタバレを踏んでしまう前に個人的に疑問に感じている部分をまとめておきたいと思う。

 これは映画の考察のような何かであり、特定の県を見下す意図は決してないことを事前に記しておく。

壇ノ浦百美が関西弁を喋っていた理由とは?

 正式タイトルが発表された際の動画に、壇ノ浦百美が関西弁で麻実麗と話しているシーンがある。動画の言葉を借りるなら、「大阪になってしまった」のだ。ここで気になるのは大阪化してしまった理由である。問題は誰があるいは何が大阪から東京に「大阪」を持ち込んだかである。

 まず「大阪」が東海道新幹線に乗ってきたという説。翔んで埼玉の伝説パートの時代がいつかは分からないが、関東の交通の発達具合を見るに開通していないように思う。また麻実麗たちは海を渡って和歌山に海を渡っている。東海道新幹線が開通していれば海に不慣れな彼らはそっちを使うだろう。

 次に「大阪」が風に乗ってきた説だ。日本の天気は基本西から東に流れる。時間がたてば東京にもたどりつくだろう。しかし、東京までには富士山を初めとした多くの山々がそびえ立っている。東京までの空気の流れを細かく予測することは難しいだろう。非効率この上ない。

 筆者は「大阪」は人によって持ち込まれたのではないかと思っている。東京陣営と記載があったが、野球といえば甲子園である。野球部員の男が「大阪」で充満している甲子園から「大阪」を持ち込んでしまったのではないか。

未だに伏せられている、奈良県の扱いとは?

 劇中で滋賀、奈良、和歌山の三県は大阪、京都、神戸から酷い扱いを受けている。現在、滋賀解放戦線、和歌山解放戦線のメンバーが発表されているが、奈良解放戦線については一切言及がない。

 映画館でもらえる広告には、奈良県についておそらく初めて言及されている。「1300年以上、時が止まったまま」。1300年前といえば奈良時代である。情報の伝達手段は木簡だろうか。京都に都が移ったことを認識していない可能性すらある。認識していたとして、今更大きな変化を受け入れるとは考えにくい。桔梗魁が望むような革命には乗り気ではないのではないか。

 

物語のカギを握る、行田市の謎とは?

 6月に行田市で田植えのイベントが行われた。行田市田んぼアートで有名で、現在も翔んで埼玉2とコラボした田んぼアートを展望タワーから眺めることができる。田植えイベントの際に更新された公式アカウントによれば、続編は行田市がカギを握るらしい。

 行田市といえば、埼玉の名前の由来になった説があるさきたま古墳公園や映画「のぼうの城」のモデルとなった忍城が有名である。特に忍城滋賀県にゆかりのある場所であり、石田三成忍城を水攻めにしようとしたことは麻実麗の「琵琶湖の水を止める」というセリフを思い起こさせる。

 しかし9月に公開された本ビジュアルに行田市の展望タワーと関西の錚々たる建築物が描かれていた。どうやら物語のカギを握るのは田んぼアートではなく展望タワーの方のようだ。展望タワーの高さは50m、通天閣は103mのため、高さを競うわけではなさそうだが、東西対決でどのような活躍を見せてくれるのだろうか。

 

おわりに

 埼玉解放戦線が関西へ向かうまでのあらすじが公開されたにも関わらず、翔んで埼玉2の謎は深まるばかりである。東西対決にどのような決着がつくのか。残り1か月楽しみに待とうと思う。